元気を出して、また変な写真を載せたりしてみる

信号を待っていたら、オバちゃんが横切っていったのだが、
明らかにパーマ中の姿であった。

確かにパーマ中は暇だけど、そんな格好で外に出なくても…と思ってたら、
オッパが「いまの見た!?　カメラ持ってる？」と言いながら追いかけて行った。

オバちゃんはATMに入り、オッパもついて入って行って
２枚も写真撮って戻ってきた。

シャッター音に一度振り返ったらしいのだが、
そのまま気にも留めないふうだったらしい。

３年前の人間プレゼントもビビったが、これも結構あせったなあ。

あと、犬の散歩中、どこかの部屋から何度もつっかえつっかえピアノの練習をしている音が聞こえてて、単なる練習曲だと思っていたら
「この曲知ってる？　『トクト ヌン ウリタン』（竹島は私たちの島）だよ…」って言われた。

なにもそんな曲でピアノを練習しなくても…。

15日の月曜日、20時12分にシオモニ（義母）が亡くなりました。

韓国のお葬式は３日３晩続き、
昨日終わったけど、いろいろやることがあるので、
日曜日に帰る予定です。

水曜日に福岡から私の両親もやってきた。
まさかこんな形で韓国に訪れることになるとは思わなかった。

でも、月曜日の昼、疲れて近くのホテルで仮眠をとっていたら、
夢にオモニムが出てきた。

すっかり回復して、うちにいて、
「よくなったんですね！
あのとき病院にいろんな人が来たんですけど、わかりました？」
って聞いたら、
「わかってたわよー。手を握られたら、誰が来たかすぐわかった。
れいこ、いっぱい泣いてたでしょっ！」
といわれ、
「えへへへ」と私が笑っている、
そんな夢だった。

いったん家に帰っていたオッパに
「オモニムが夢に出てきたよ。手を握れば誰なのかわかるって言ってた」と携帯でメールを送ったら、
泣きながら電話がかかってきた。

「実はね、お母さんはれいこが到着した日から
もう脳死状態なんだよ。
でも薬で生きているようにしてただけなんだ。
さっき、兄貴と相談して15時ごろに薬をやめたんだよ。
もう楽にしてあげないと…

だから夢に出てきたんだね。
もうあと数時間だと思う」

19時の面会が終わって、みんなで待機していたら、
ついに看護士さんと先生に呼ばれた。

今まで仕切りのなかったベッドに、
そのときだけはカーテンがひかれて、
家族５人で手と足を握って声をかけているあいだに、
オモニムは息をひきとった。
亡くなった人があんなに急に冷たくなるなんて知らなかった。

でも、埋葬の日、82歳のお姉さんの夢にもオモニムが出てきたそうだ。
バスに乗っていたら、
いつものようにおしゃれして、サングラスをかけて、
さっそうと歩いていたらしい。

バスの中から手をふったけど、気づかずに行ってしまったと言っていた。

それはすごくいい夢で、
だからあの子はきっといいところに行ったよ。
と教えてくれた。

オモニムの部屋の掃除をしてたら、
テレビの横に
私が送った誕生日カードと、オッパと２人で母の日に送ったカードが
飾ってあった。

おかあさん。
４月の結婚式のときは
日本まで来てくださってありがとうございました。
またいろんなところに旅行に行きましょう！
８月にお目にかかりますね。

なんかまだ実感がわかないけど、
キリスト教の素敵なお葬式で、
「新しい旅立ちがはじまるのだから、
悲しむことはありません」といわれたので、
もう泣かないで、天国に行かれたと信じることにしようと思う。

夕方、オッパから電話があって、
病院から「ご家族を集めてください」ということだったので、
明日からまた韓国に行ってきます。

奇跡を信じていたんだけど。
まだ、信じてるんだけど。

午後イチの便だけど、せめて間に合いますように。